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| Maestro-, FRANCO
ALBANELLI
2007年7月1日、GAETANO
POLLASTRI(ガエターノ・ポッラストリ) の弟子の一人、
FRANCO
ALBANELLI(フランコ・アルバネッリ)が永久の眠りについた。
享年74歳だった。
Castel San
Pietro Terme(BO), Emilia Romagna(エミリア・ロマーニャ州ボローニャ、カステル・サン・ピエトロ・テルメ)に生まれた
フランコ・アルバネッリは、その後San
Lazzaro(サン・ラッザーロ)という街に移り住み大工を生業としていた。
ガエタノ・ポッラストリと出会ったのはそのころ。
この出会いが、楽器制作者としての第一歩を踏むことになる。
ガエタノ・ポッラストリについて少し触れてみる。
19世紀20世紀初頭、ボローニャはRAFFAELE
FIORINI(ラッファエーレ・フィオリーニ)を筆頭に数多くの制作者を輩出している。
そのラッファエーレ・フィオリーニの教えを、ガエタノ・ポッラストリの兄AUGUSTO
POLLASTRI(アウグスト・ポッラストリ)が受け継いだ。
ガエタノはもともと演奏者であったが、兄アウグストの影響もあり楽器制作者へと転身する。
ポッラストリ兄弟の作品には、「向き合った若鶏の焼印」がエンドピン下に押されている作品が多い。
これは苗字POLLASTRIが関係している。
イタリア語でPOLLOはニワトリという意味だが、POLLASTROは若鶏を意味し、その複数形がPOLLASTRIとなる。
ガエタノ・ポッラストリの弟子には、アルバネッリ以外にもOTELLO
BIGNAMI(オテッロ・ビニャーミ)、ALBERTO GUERRA(アルベルト・グエッラ)
そして息子のCESARE
POLLASTRI(チェザーレ・ポッラストリ)が有名だ。
さて、フランコ・アルバネッリの作品だが、随所にポッラストリのスタイルを感じずにはいられない。
初期の制作作品には、ガエタノ・ポッラストリが用いた「向き合った若鶏の焼印」までもが押されている作品も数多くある。
僕もそうだったように、師匠の傍らで指示を受けながらの作業が続いたのだろう。
分からないことだらけの中、作業を進める傍らで師匠が見守ってくれていた。
師匠のOKが出るまで、何度も何度もチェックをお願いしダメだしを受けながら作品は出来上がる。
アルバネッリの初期の作品に、「向き合った若鶏の焼印」が押されているのは、師匠のOKのサインだったのかもしれない。
フランコ・アルバネッリの作品は、見ているだけで楽しめる。
まず、f字孔の下部円の形状は、独特のラインが素晴らしい。
このf字孔のモデルもまた、ポッラストリのf字孔そのものなのだ。
楽器のライン(Upper,
middle, Lower Bouts, Bombatura, Testa)にも、師匠ガエタノからの教えが息づいている。
ここにご紹介する作品は、フランコ・アルバネッリの晩年2001年渾身の作品です。
音色は深く力強い。
Bombatura(隆起)の形成バランスが、音の広がりをそうさせているのだと思う。
中央の膨らみが深みを出し、Upper
Bouts(箱上部幅)、Middle Bouts(CC)、Lower Bouts(箱下部幅)の比率バランス、板の厚みが
力強さを生み出しているのだろう。
Allievo di
GAETANO POLLASTRI(ガエタノ・ポッラストリの弟子)
生涯彼のEticchetta(ラベル)から、この文字が消えることはなかった。
師匠ガエタノへの思いも込められているに違いない。
ボローニャの息吹を存分に楽しめる作品だと思います。
価格 : お問合せお願い致します。
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